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今日のひとこと


衆議院議員わたなべ周の『今日の一言』をブログ形式にリニューアルしました
by watanabeshu11

内閣支持率

 連休中の報道各社世論調査で福田内閣の支持率が急落している。共同通信が5月1,2日に行った電話調査で支持率「19,8%」で不支持率は「66,6%」という惨憺たる結果、7年前の森政権以来の低い数字。

 またフジテレビ報道2001ではそれぞれ「22,0%」と「72,4%」。政党支持率は共同で「民主30,3」「自民24、3」、フジの「次の衆院選で、どの政党に投票するかの問いではに「自民15・4%」に対して「民主党・33・0%」という驚異的な数字が出た。前日の30日に暫定税率復活の強行再議決が行われて、ガソリン代が30円も上がった当日だけに、有権者が怒りも込めて答えた結果なので、予想の数値の範囲内。

 以前も書いたように、与党にしてみれば、福田内閣の勝敗はもはや決しており、マウンドで火だるまのピッチャー(福田)を降ろすことも無く、防御率が何十点になろうとマウンドに放置し続けるであろう。一方的な負け試合なら、観衆の興味は目の前の勝敗では無く、明日の先発ピッチャーに関心を寄せる。引っ張るだけ引っ張って、メディアジャックさながらに自民党劇場の出番を作る。


 私はいつもこうした調査を見るときに「支持する」「支持しない」の理由を読むが、共同通信では「支持しない」理由で「自公連立政権だから」という答えは、「指導力が無い25・7」「経済政策に期待が持てない26・6」に比べて、わずか4・5しかない。つまり、自公連立政権をもはや支持しないのではなくて、福田内閣を支持していないのか。
となれば小池百合子氏や麻生太郎氏に”本の表紙”が変わった瞬間に、また森政権から小泉政権に移行したように世論は大きく跳ね上がる可能性は大きい。

民意、世論は移ろいやすい。私たちは小泉政権誕生で世の中の空気が一変することを身を持って知った。自公・霞ヶ関政権の本質は変わらないのに。今現在の高支持率は相対的、一過性のものではない、と信じたいが、居心地の良さにヘンな自信を持つのではなく、我々は政策的に納得される民主党を作らねばならない。


by watanabeshu11 | 2008-05-07 16:03 | 政治
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