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昨年4月の長崎市長選挙の最中に、市長を逆恨みして射殺した元暴力団幹部・城尾哲弥被告に、長崎地裁は「民主主義を根底から揺るがす犯行」と断じ、死刑判決を下した。当然の判決だと思う。
我々の政治責任は選挙という民意で”裁かれる”のであり、政治責任をテロで償わされるのなら、恐ろしくて政治決断はおろか、発言も出来ない。私自身も政治行動や発言を巡って直接の暴力はなくとも匿名の電話やメールによる”攻撃”にさらされる。エスカレートしたときの身の危険を念頭においている。
現在、国会では「量刑制度」を考える議連が出来、終身刑の有無が議論されはじめたので、いちど総会に参加してみた。議連の方向性が、死刑に代えて極刑を終身刑とするのか、死刑制度を維持して無期懲役との間に終身刑を設けるのか分からないので参加を保留しているが、後者なら積極的に関わりたいと思う。
by watanabeshu11
| 2008-05-27 19:50
| エッセイ
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