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来週の拉致特別委員会で質問に立つ。最近、北朝鮮関係の観測記事と思われる報道が連発されているが、
「横田夫妻と孫のキムヘギョンが南北離散家族再会事業で会えるように中山補佐官が韓国に要請した」という読売のスクープはどうもがせネタか。新たな拉致被害者の生存を匂わし、「帰国させる用意あり」の毎日の記事は日本国内の強硬派の反応を見るためのアドバルーンのようだ。「拉致問題の進展」のためにはよど号犯を追放して日本に返すことプラス2,3人の日本人を帰国させるとも囁かれているが、拉致被害者とは限らない。北の”人質”になっている寺越武志さんや日本人妻の可能性もある。 現在、北の国内情勢は90年代半ばに250万人が餓死した飢饉以来の食糧難といわれ、韓国紙によれば金正日が「国民の食料を確保することほど重大な事はない」と北部の視察先で言ったとされ、静かに死んでいく農村部と違って今回は都市型飢饉とも噂され、そうならば政権不安定に直結する。 この状況を解消するには西側からの援助にすがるしかなく、拉致問題に”進展”があると日本側に呑ませるために、あの手この手を使い始めた。ただ北のペースに乗り、進展したと、対話を始めたらこれまでの拉致被害者の問題は永遠の宿題にするつもりだ。 とにかく「圧力と対話」の圧力がボディーブローのように効き、うめき声をあげはじめた。あせって日朝正常化などこちらから持ち出すことは無いのだ。アメリカ、中国、ソ連と大国を向こうに回して、今日まで国民を犠牲にして軍事優先のみの独裁国はウソと恫喝だけで生きてきたのだ。いま正常化して何を得るのか。あの国には何度も騙されてきたではないか。
by watanabeshu11
| 2008-06-04 18:54
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